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最近では、かなり認知されてきたインプラントですが、まだまだ情報不足の面もあるようです。
ここでは、私の考えるインプラントのメリットとデメリットについて書こうと思います。
＜インプラントのメリット＞
●天然歯と同じ食生活
インプラント治療をすることで、かたい食品でも粘つく食品でもしっかり噛めるようになります。取り外し式の入れ歯などとは全く違う、天然歯と同じ食生活を送ることが可能となります。
●残っている歯にやさしい治療
ブリッジのように、隣の歯を削ったりしません。また、部分入れ歯のように、歯のない部分にかかる力を残っている大切な歯に負担させることもありません。
結果的に残存歯を傷めない優しい治療です。
●長期にわたって良い噛み合わせが維持できる
インプラントの最大の利点はこの点だと思います。
部分入れ歯は、歯と歯肉が混在しており、力がかかるとおのおの沈み込み（被圧変位）が違うため、その差がバネのかかる歯を駄目にします。また、歯肉（顎堤）を吸収し続けます。
これに対し、インプラントは、天然歯との被圧変位の差が少ないため、均等に力がかかるため、長期にわたって良い噛み合わせが維持できます。
＜インプラントのデメリット＞
医学的なデメリットはありませんが、どうしても外科手術を伴うため、患者様には心理的に次のような不安があるようです。
●手術時の痛みの不安
手術といえば痛そうなイメージが付き物ですが、麻酔下（無痛）で行います。無痛の状態が得られたことを確認してから手術は始まります。
手術時間は、予定する本数、あるいは、骨移植の有無にもよりますが、３０分から
６０分ぐらいで、少し難しい抜歯と同じぐらいですので、ご安心ください！
●手術の成功率の不安
手術はやはり誰にとっても恐いものですよね。インプラントが骨と結合する（オッセオインテグレーション）率は当院では、高くするために骨移植などの方法をとることで高く保っています。
●耐久年数の不安
インプラント手術をしても３年と持たずに外れてしまうという話を聞くことがあります。それは、術前の診断をしっかり行っていないこと、術後のメインテナンスを怠っていたこと、歯科医師の技術不足のいずれかの（もしくは複数の）理由が考えられます。当院では、そのようなことがないように「技術の向上」「メインテナンスの徹底」「１０年間の長期保証制度」を設けています。
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